がんは、現在、早期発見、治療技術の向上により、治癒率も低いものではなくなっています。例えば、胃がんは、今までは摘出が当たり前でしたが、今では内視鏡をお腹に管を入れる部分のみで、腫瘍を取ることも出来ます。
薬も、新しいものが出たりと、入院より家で、過ごすことが増えています。一方で、病院にいても治る見込みがなければ、自宅で余生を過ごし、訪問看護を利用し緩和ケアなど痛みを和らげ、住み慣れた家でお看取りするなど、選択肢ができて来ています。
肺がんは、大気汚染、胃がんは漬物や硬いもの、食道がんは、熱いものやお酒など食事が関わることが多くあります。肉類や脂肪類、添加物の摂りすぎには、注意が必要です。
薬膳でもがんの薬膳がありますので、その状態に合わせて献立を立てるようにします。例えば、手術後の回復期や治療による機能低下には、益気類の、穀類、山芋、じゃがいも、椎茸、くるみ、蜂蜜、鶏肉、牛肉などを食べるようにしましょう。
出血などのときには、補血のぶどう、ライチ、白きくらげ、松の実、黒ごま、落花生、豚レバーなどをいただきます。
また、黒キクラゲや椎茸には、細菌やウイルスの増殖、感染を抑制することが出来、細胞のがん化を抑制することが出来ます。
また、かびや腐ったものは、食生活で食べないように注意しましょう。