秋は肺

 薬膳には、季節と臓腑に関係があります。春は肝、夏は心、長夏は脾、秋は肺、冬は腎です。

今の季節は、秋。つまり肺に大きな関わりがあります。肺は、五臓の中でとてもデリケートな臓器です。乾燥に敏感です。肺は潤いを好みます。そして、肺は「気」と関わっていて、呼吸によって全身の気を巡らせ、血の流れや津液の流れを促進しています。

肺は潤す食材を使います。夏から秋に移ろいゆく暑い季節は、涼性、冬に近づくと温める食材の温性の食材を利用します。

暑い季節は…穀類、山芋、肉類、さば、さめ、いわし、かつお、たら

寒い季節は…百合根、白きくらげ、松の実、白ごま、梨、びわ、かき、蜂蜜、卵、豆乳

 秋に入り、乾燥が気になって来ましたね!

肺を潤して、喉や咳や痰が減らせるようお食事を摂取していきましょう!