皮膚の疾患

 暑くてジメジメすると、皮膚のカブレや痒みが出ることが多くあると思います。頭の痒み、虫刺され、虫刺されを掻きすぎて湿疹がでたり…、足が蒸れてかゆいなどなど、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

 中医薬では、大きく分けて4つの原因があるとしています。

①外因→邪気(風、寒、暑、湿、燥、火)、昆虫、毒

②内因→怒、思、憂

③飲食労倦→食べ過ぎや飲みすぎ、偏食、脂肪の多い食事、冷たいものの食べ過ぎなど

④臓腑機能の失調

 この様に、皮膚の疾患には、原因があると昔から言われているのです。脂っこいものや味の濃いものを食べ過ぎると痒み、カブれがでます。また、瘡瘍(できもの)などは、心と関連し、邪気の侵入や食べ物の偏りによるものとされています。

皮膚疾患は、初期の対応が重要です風、湿、熱の邪気に対して清熱作用、きょ湿作用の食材を取りいれていきましょう。

清熱→セロリ、トマト、きゅうり、冬瓜、苦瓜、緑豆

きょ湿→はと麦、黒豆、小豆、なずな、白瓜、金針菜、さくらんぼ

 また、長引く皮膚疾患には、中薬を使った治療になります。

 皮膚の清潔を保ち、悪化しないような日頃の心掛けをしていきましょう!