前回、鬱証のお話しをしました。今回は、症状に対してのオススメ薬膳をお伝えしたいと思います。精神状態やストレスを軽減出来るように日頃のお食事から整えられるように心がけましょう。
①気分が落ち込む、疲れを感じる、怒りや不満がたまる、緊張や不安が高まる、睡眠障害、躁鬱の人
→情緒を調整する肝の働きと気の巡りを良くしましょう。
理気類(りきるい)の食材で気の詰まりをとりましょう!→そば、オレンジ、みかん、金柑、ジャスミン、玉ねぎ、えんどう豆(グリーンピース)
②めまい、腰痛、動悸、脈が少ない、睡眠中夢をよく見る
→心と精神を安定させ、心(しん)を労りましょう。
養血類(ようけつるい)の食材で、全身の血の流れを良くしましょう!→人参、ほうれん草、落花生、ぶどう、ライチ、レバー、豚ハツ、イカ、タコ
中医学では、症状を聞き、舌を見たり、脈を調べるなど、より細かく症状を分類します。もし、診察をしてほしい場合は、漢方外来など行くことをおすすめします。
ストレスは、長引いたり、年齢、過労、持病など様々な要因により、悪化させてしまいます。
心を広く持てるよう、リラックスを心掛け、食事からも予防していけるといいですね。